Theatre de Versailles

ごあいさつ  聖和 笙

ラ・ベル・ダンスは建築、詩、踊り、音楽、絵画、装束などの芸術が織りなす美しいスペクタクルです。 ブルボン王朝ルイ14世の宮廷で誕生しフランス革命とともに一度は消え去りましたが、1960年代フランスで復活を遂げ、 これまでに多くの芸術家が携わって培ってきた伝統の上に成り立っています。

私は、日本でバロック・ダンスを学び様々な公演に出演しましたが、フランスのラ・ベル・ダンスとの間に違いを感じていました。 その後、日本で学んだことはすべて忘れて、フランスのラ・ベル・ダンスを一から学び直しました。 ルネサンス、バロックの舞踊書をひも解いて、現代では忘れ去られた舞踊の叡智を探求しました。 フランスでは素晴らしいダンサーの方々から、ラ・ベル・ダンスとは何かを学びました。 そして、フランスのバロック芸術の本質を受け取った者の義務として、一人でも多くの方々にラ・ベル・ダンス伝えなければなければならないという思いを強くしました。

当教室では、ヨーロッパ宮廷の舞踊書に記されたメソードを、ラ・ベル・ダンス特有の踊り方で学び、人間が潜在的に秘めている舞踊芸術を見出し、 伸ばして行くカリキュラムを採用しています。 ラ・ベル・ダンスは、年を重ねても、一生涯踊り続けることが出来る芸術です。 フランスの踊りと音楽に興味を持たれたすべての方に、バロック芸術に対する深い理解と共に、高い表現力と芸術性の備わった踊りを提供しています。

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